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網戸からの虫の侵入について

回答
網戸のご使用方法が原因の場合がございます。 こちら をご確認ください。

また、引違い窓は、ガラス戸と網戸を取り付けたり、取りはずしたりするために、また、軽快な開閉ができるように、ガラス戸同士の間やサッシ枠レールとの間にある程度のすき間を設ける構造となっており、完全に密着できるものとなっていません。なお、これらのすき間は、円滑な開閉を考えて薄くて弾力性のある合成樹脂製のタイト材やパッキング材で、できるだけふさぐようになっています。

網戸も同様にガラス戸およびサッシ枠レールとの間にすき間を設ける構造となっており、これらのすき間は、開閉に支障のない範囲ですき間ふさぎ材(モヘア)を取り付けてふさぐようにしていますが、開閉構造の関係上、完全な密封状態にはなりません。

このような網戸は、基本的にガラス戸の開放時に部屋の通気を確保するとともに、人にとって有害または不快な虫の侵入をできるだけ防止することを目的としています。特に、夜間、光に誘われて集まる昆虫の侵入を抑止することができます。
 ※有害な虫の例・・・蝿、蚊、虻、蜂、蛾、ゴキブリなど
 ※不快な虫の例・・・カメムシ、羽蟻、ウンカなど

昆虫の一般的な習性として、光に向かって飛来する他、10月、11月になって寒さが感じられる時節、または3月、4月のような春先の時節において、あるいは夏場でも山間部において朝晩の寒暖の差が大きくなると、外部の寒さから逃れるために、あるいは越冬のために暖気が感じられる家屋に集まる傾向があり、さらにサッシ枠と網戸のすき間にもぐりこもうとします。建物の周辺が自然環境に恵まれている所ほど昆虫の発生率が高く、このような傾向が強いといえます。

中でも、カメムシ、てんとう虫などの這いまわる甲虫(こうちゅう)は、少しでも暖かい方に向かってわずかのすき間からでも押し入ろうとする習性が強く、このため、網戸とガラス戸の間に集まって固まることになります。場合によっては、ガラス戸に設けたヒレ状の柔らかい材質のタイト材を押しのけて、室内に侵入することもあります。従って、網戸があっても、このような習性を持つ昆虫の侵入を完全に食い止めることはできません。

なお、ガラス戸を半開き状態にした場合、すき間ふさぎ材(モヘア)が密着しない部分が生じるので、虫が入りやすくなります。虫の進入防止効果を確保するために、開放するガラス戸は全開にしてください。

万一、虫が室内に侵入した場合の対応策は、次のとおりです。
 ・殺虫剤、駆虫剤による駆除をお願いします。カメムシ専用の薬剤もあります。ホームセンター、ドラッグストア、害虫駆除業者などにご相談ください。
 ・特に、カメムシはうっかり触ると悪臭を出し手の指に染み付くことがあります。カメムシに触らずに処分するためには、ガムテープやセロハンテープを使用することをお勧めします。


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