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強風時、換気扇使用時の引違い窓の笛鳴り現象について

回答
引違い窓は閉鎖時にそのすき間をふさぐために、枠と障子にパッキングなどの気密部品を取り付けていますが、この気密部品は障子の軽快な開閉に支障を来たさないように、弾力性のある薄い樹脂で作られています。

例えば、窓やドアを閉めきった状態で換気扇を使用した場合、強制的に空気が室外に排出されると共に、同じ量の空気がサッシのすき間などから室内に入りこもうとします。その時、気密部品と枠または障子の接触部分を通りぬける空気が、笛を吹く状態と同じ現象を起こすことになります。これを笛鳴り現象(風切り音)と言います。このような現象は、一般的にサッシ各部の調整が不十分であるときにも生じると考えられます。(調整方法については、 こちら をご覧ください。)

なお調整しても笛鳴りが治まらないときは室内の建具を少し開けたり、サッシに換気小窓が付いている場合は、少し(50mm程度)開けるなどして、空気の吸入口を確保していただくと音が静かになります。

また、強風時においても、サッシの気密部品と枠または障子と接触部分から空気が通り抜けるので、換気扇を使用したときと同様に笛鳴り現象を起こすことがあります。同様に、高層マンションのように常時風が吹きぬける所においても笛鳴り現象が起こることがあります。これは自然現象のひとつであり完全になくすことはできませんが、換気扇使用時の対策と同様の方法で音を小さくすることができます。

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